多くのエレベーターで、開閉ボタンが瞬時には判別できない原因は以下にあると思います。
1. 「開」と「閉」の漢字が似ている
2. 開く・閉じるを左右の矢印で表現すると、二つのボタンを同時に視認したときに方向を混同する
3. 操作パネルが扉の右側・左側のどちらにあるかで、扉とボタンの位置関係(対応づけ)が変化してしまう
そこで考えたのは、従来の「閉じる」ボタンを、「エレベーターを出発させるボタン」という位置づけに再定義したインターフェイスです。
扉を開くのは左右方向、エレベーターの移動は上下方向なので、矢印の方向の違いが明確になります。また、ボタンも縦長と横長のものに差別化することで瞬時に判別ができるようになります。
「すすむ」ボタンの上下のランプを進行方向のみ点灯させるように考えましたが、コストや耐久性、ランプが故障で点灯しなくなったときの安全性なども問題ないかと思います。
約11年前